いきいき唐津株式会社

唐津映画製作推進委員会

事業プロフィール

「KARATSU Film Project（KFP）」は佐賀県唐津市で映画や芸術、文化によって地域に活力を創造しようという想いで始まった「唐津シネマの会」が旗揚げをし事務局を務めた、大林宣彦監督による檀一雄原作「花筐」を映画化するプロジェクト。約20年間映画館がなかったまち、唐津でまちづくり会社・いきいき唐津が2011年からスタートさせた映画の定期的な上映会活動「唐津シネマの会」。そのカルチャーマガジン「IMAKARA3号」で大林宣彦監督へのインタビューをしたことから、大林監督との本格的な交流がはじまり「花筐」の映画化を目指す本プロジェクトが始動しました。

まちの名士と言われる人々と唐津のあらゆる団体・地元企業に、唐津への映画誘致や製作、市民の皆さんに映画づくりの協働を呼びかけを行い、「唐津映画製作推進委員会」と一般社団法人「Karatsu Culture Commission」が発足。映画の製作資金1億円を調達し、40ヶ所を超える唐津のロケ地撮影、3000人もの市民ボランティア・エキストラの参加、そして奇跡的に「唐津くんち」や唐津に遺る歴史的建造物や文化財での撮影を実現しました。 

のちにこの作品は、第72回毎日映画コンクール「日本映画大賞」をはじめ数々の賞を受賞し、世界25か国を超える国の映画祭に招待されました。THEATER ENYAでは、唐津で『花筐／HANAGATAMI』を製作できた奇跡を唐津の文化遺産として次世代に伝えるため、毎月第２金曜日に市民600円で定期的な映画の上映会を行っています。