いきいき唐津株式会社

映画館「THEATER ENYA」プロデュース

事業プロフィール

いきいき唐津は、まちづくり会社として商店街活性化のために2010年～2011年に行った来街者ニーズ調査をきっかけに、「映画を通した地域活性化」に取り組んできました。最初は「唐津シネマの会」という市民団体を立ち上げ、定期的な上映会から始まった取り組みでしたが、その後大林宣彦監督と映画『花筐／HANAGATAMI』を製作し、市民団体を法人化させ（現在の一般社団法人Karatsu Culture Commission）、2019年に唐津で22年ぶりに映画館「THEATER ENYA」を復活させました。 映画館の持続可能な運営のために、鑑賞収入だけでなく、地元法人スポンサー制度や佐賀県NPO支援ふるさと納税制度などを取り入れ、従来の映画館のビジネスモデルにとらわれない独自の事業モデルを構築し、まちづくり会社がプロデュース＆運営しているのが特徴です。
地域の若者に映画館で映画を観る楽しさや文化教育の機会をできるだけ平等に提供しようと、年間5,000円でTHEATER ENYAの映画が見放題になる「学生サブスクリプション制度」を導入したり、映画を観た後に、周辺の商店街のお買い物がお得なる「クーポン協力店」の取り組みで、映画館を拠点にした商店街の面的な賑わいづくりを創出しています。 また、年間20回近い舞台挨拶があり、映画祭「演屋祭」やフィルムコミッション活動などを通したクリエイター育成にも力を入れています。2023年には、唐津初となる国際映画祭「唐津ライジングサン国際映画祭」も実施し、映画を通した文化観光活性化にも取り組み、映画を通した地方創生を実現しています。

THEATER ENYA 参考動画

• 国際交流基金「INDEPENDENT CINEMA2023」
• 唐津ケーブルテレビジョン「唐津の風景と文化を世界に発信～唐津映画『花筐／ HANAGATAMI』～」

参考文献

ーTHEATER ENTA掲載文献ー

• 月刊誌「建築ジャーナル」2024年3月号 特集 ミニシアターの可能性
• 月刊「九州王国」2024年3月号
• 「週刊文春CINEMA」2022秋号